カリフォルニア州サンディエゴ(San Diego)のご紹介
米カリフォルニア州南部のサンディエゴは、州内でロサンゼルスに次ぎ2番目に多い人口を擁する都市。1990年代からクアルコムなどの情報通信企業やバイオ・製薬・医療機器の企業が拠点を構え、日系企業をはじめ多くのグローバルメーカーの工場が集中するメキシコのバハ・カリフォルニア州ティファナと接する地域でもあります。クアルコム社はサンディエゴでも大手企業で携帯電話端末部門を日本の京セラに売却しています。
カリフォルニア州サンディエゴの地域情報
サンディエゴはどんなところ?
軍関係の企業が発展していたところへ、現在ではクアルコムなどをはじめとする情報通信関連の企業や、バイオ、製薬、医療機器の企業などが集結しはじめています。
サンディエゴはファイタータウンと呼ばれ、映画「トップガン」(TOPGUN)の舞台になったように、海軍や海兵隊の基地が数多くあり、アメリカ太平洋艦隊の基地が設置されています。
サンディエゴには人気観光スポット・ショピングモールがたくさん!
メキシコとの国境に位置するこの街は、スペイン統合時代の歴史をもち、いまでも、メキシコ文化が多く残されています。
サンディエゴは西岸海洋性気候であり、1年を通して温暖で、雨が少ないのが特徴です。そのため湿度は低く、とても過ごしやすい気候です。「全米で唯一、パーフェクトな天候を持つ街」として雑誌に選ばれたこともあります。
住宅賃貸状況は、メキシコに国境を接していることや、西海岸最大の軍の街ということもあり、テナントには困らないというメリットもあります。今後も人口が増加すると言われており、サンディエゴの不動産の魅力はさらに高まると言われています。
サンディエゴ住人の声
- 「とても良い気候に恵まれていて、海も山も楽しめる。」
- 「生活費が高いけれど、住んだり、仕事をするには最高。」
- 「楽しみが多くて、休日が充実する。」
基本情報 (括弧内は全米平均)
- 人口
- 1,308,619人
- 年齢中央値
- 33.7歳 (37.2歳)
- 平均物件価格
- $472,200 ($230,000)
- 雇用の増加率
- 1.04% (1.18%)
- 人種
- 白人 65.23% アジア人 16.15% 黒人 6.80%
- 年間降水量
- 260 mm (940 mm)
- 7月の最高気温
- 24℃ (30℃)
- 1月の最低気温
- 9℃ (-6℃)
不動産基本情報 (括弧内は全米平均)
- 物件築年数中央値
- 37年 (37年)
- 物件価格中央値
- $472.200 ($170,100)
- 平均家賃:1ルーム
- $982 ($661)
- 平均家賃:1ベッドルーム
- $1,079 ($765)
- 平均家賃:2ベッドルーム
- $1,414 ($957)
- 平均家賃:3ベッドルーム
- $2,057 ($1,289)
- 平均家賃:4ベッドルーム
- $2,505 ($1,490)
カリフォルニア州サンディエゴエリアの投資情報
サンディエゴエリア賃貸住宅について
2015年実績値
失業率 | 空室率 | 賃料 | 雇用者数 | 新規建設完了件数 |
---|---|---|---|---|
4.8% | 4.6% | $1,852 | 39,700 | 3,570 Units |
▼-0.12%前年比 | ▼-0.01%前年比 | ▲7.2%前年比 | ▲2.9%前年比 | ▲30.7%前年比 |
- サンディエゴは2015年雇用成長を加速化させた。雇用人口は、2014年の2.7%成長に引き続き、過去12ヶ月間で、39,700人増加し、2.9%拡大した。
- 専門職・ビジネスサービス部門での8,000名の雇用が拡大に寄与した。
- 安定した1.2%の人口成長と雇用成長が賃貸需要に拍車をかけ、特にクレアモント/リンダ・ヴィスタ・ミッションエリア中古市場で1,600戸が稼動された。
- 賃借人は都市圏の1,260戸が供給されたエリアへの関心を惹かれた。
- この傾向により3,570戸が都市圏で新規稼動され、結果として空室率は0.1%好転し、4.6%となった。
- オーナーは活況な需要に呼応して、7.2%の賃料値上げを行い、12月の平均賃料を月額$1,852とした。これは直近10年間で過去最大の上昇率であった。
今後の見通し
- 本年は、活発な雇用成長と並行し、サンディエゴでの住宅需要は高まっていくと見られる。
- 2015年の3,740戸、5年平均の2,770戸を上回り、2016年は3,960戸が新規稼動するものとされる。
- 建設業者は需要に応える為に、サンディエゴ中古市場の都市部に於いて、12月迄に3,080戸を新規供給を完了させる。
- サンディエゴ郡の別なる中古市場である、オタイーランチで、201エーカーに及ぶミレニア・アーバン・ハブの都市開発により、建設産業が活気付くものと見られている。その開発により、11エーカーの小売センター、135室のホテル、176棟のタウンホームに、210戸の悠然な住宅コミュニティの開発が本年より始動される。
- 雇用市場の拡大が、改善する住宅市況のファンダメンタルズを下支えしていく。
- 雇用人口は31,000人創出され、2.2%拡大するものと計画されている。
- 新規供給が上昇しているにも拘らず、リーシング活動は供給を上回り、空室率は0.3%好転し、2003年以来の水準である、4.3%となるものと見られる。
- 本年は、オーナーが賃料を4.7%上昇し、月額$1,939にさせると目されている。
- これらの投資家は、リモデルに$8,000~$10,000/ユニットの費用をかけることで、月額賃料$200~$300の上乗せを行うものと見られる。
(参照資料)Berkadia