ディードオブトラスト
信託証書。不動産購入資金の一部として銀行借入を利用する際、物件への抵当権設定のため、信託証書にサインをして銀行に引き渡します。日本の、銀行の「抵当権設定証書」に近いものです。日本の担保物件競売においては裁判所の手続き等が必要になり担保権実行に時間がかかります。一方、アメリカの信託証書制度では、銀行は裁判手続を経ることなく簡便な手続きで物件売却を行えるため、不良債権がらみの抵当不動産をスムーズに売却することが可能です。信託証書の制度があるのは、アラスカ州、アリゾナ州、カリフォルニア州、コロンビア州、ジョージア州、ミシシッピ州、ミズーリ州、ネバダ州、ノースカロライナ州、バージニア州の10州になります。