テキサス州ダラス(Dallas)のご紹介
ダラスは、アメリカテキサス州の北部にある都市。
アメリカ南部で有数の世界都市であり ヒューストンサンアントニオに次いで人口が多く、エルム川とウェスト川の両河川の合流地帯に位置し、古くから交通の拠点として発展し、代表的な企業として、アメリカン航空、テキサスインスツルメンツなどがあります。
また、金融の拠点でもあり、 全米に12ある連邦準備銀行のうちの1つが置かれています。
コンビニエンスストアのセブンイレブンの発祥の地としても知られています。
テキサス州ダラスの地域情報
文化的に洗練された先進的大都市
古くから交易の拠点であったことから、市民は常に新しい物を採り入れ、建築分野においても、常に時代の最先端を好む傾向があり、ダウンタウンに建つ高層ビルのデザインも洗練されています。
また、市民の外食に費やす金額が他の都市よりも多く、比較的グルメな街としても知られ、人口に対するレストランの数がニューヨークの2倍ともいわれます。
文化的に洗練された先進的大都市ではあるが、アメリカ南部やテキサス州という立地上、特有の思想や文化面におけるアメリカ的保守性が保たれています。
海外不動産投資先として注目されているアメリカ・テキサス州
アメリカ・テキサス州はロシア、オーストラリアと同等規模の巨大経済を誇り、GDPはスペインと同じくらいと言われ、またビジネスの拠点としてもテキサスは大変人気がありフォーチュン誌が毎年発表する「フォーチュン500」という全米の企業ランキングからニューヨーク、カリフォルニアに次いで3番目に多い52社がテキサスを本拠地にしています。
さらにこのテキサス州北部に位置するダラスと南部に位置するヒューストン間にテキサス新幹線が2021年の開業を 目指し進められています。そうなれば、まさしく「ヒト・モノ・カネ」が流入するエリアになります。
ダラス住人の声
- 「経済も上向きで職を探すには良いエリア。」
- 「生活費は他の都市と比べると、やや高い。」
- 「公共交通機関が発達しているので便利。」
基本情報 (括弧内は全米平均)
- 人口
- 1,207,202人
- 年齢中央値
- 31.8歳 (37.2歳)
- 平均物件価格
- $201,700 ($230,000)
- 雇用の増加率
- 3.43%(1.18%)
- 人種
- 白人 55.83% アジア人 2.88% 黒人 24.59%
- 年間降水量
- 907 mm (940 mm)
- 7月の最高気温
- 35℃ (30℃)
- 1月の最低気温
- 2℃ (-6℃)
不動産基本情報 (括弧内は全米平均)
- 物件築年数中央値
- 38年 (37年)
- 物件価格中央値
- $201,700 ($170,100)
- 平均家賃:1ルーム
- $602 ($661)
- 平均家賃:1ベッドルーム
- $722 ($765)
- 平均家賃:2ベッドルーム
- $913 ($957)
- 平均家賃:3ベッドルーム
- $1,218 ($1,289)
- 平均家賃:4ベッドルーム
- $1,471 ($1,490)
テキサス州ダラスフォートワースエリアの投資情報
ダラスエリア賃貸住宅について
2015年実績値
失業率 | 空室率 | 賃料 | 雇用者数 | 新規建設完了件数 |
---|---|---|---|---|
3.5% | 4.3% | $1,046 | 88,900 | 19,220 Units |
▼-1.0%前年比 | ▼-0.8%前年比 | ▲5.7%前年比 | ▲2.7%前年比 | ▲40.0%前年比 |
- 地場産業の雇用が成熟に近づき、雇用成長率は2014年の4.1%上昇から2.7%に落ち着いたものの、88,900人の雇用を創出している。
- 貿易、物流部門で3.4%上昇の24,900人を新規雇用した。
この部門の押し上げは、デントン郡コロニーに所在するネブラスカファニチャーマートによる2,000名の雇用と、ハスレットに所在するアマゾン物流センターによる200名の雇用に起因する所が大きい。 - またこの年中頃に、映画スタジオムービーグリルがコロニーに創館され、200名の雇用を創出した。
この新規雇用は、レジャー・ホスピタリティ産業に於ける5.2%、18,900名の雇用拡大に寄与している。 - 都市圏での多様な職種の雇用創出が住宅需要を押し上げている。
- 住宅供給は3%上昇し、19,200戸が市場に追加された。
しかしながら、供給以上に需要が大きかった為に、空室率は0.8%好転し4.3%となった。 - そして、賃料は5.7%上昇し、月額$1,046となった。
今後の見通し
- 本年は78,900人の雇用、2.3%の雇用拡大が見込まれている。
ダラスラブフィールド空港内のブラニフセンターの開発により、2021年までに空港関係職種1,200名の雇用を創出するとともに、医療機関コニファーヘルスが600名の雇用を行う等して、ヘルスサービス産業の雇用を加速させる。 - 雇用成長が起因して住宅需要を呼び起こし、結果として空室率を0.4%好転させて、3.9%になるものと見られる。
- 稼働率が高まることにより、オーナーは賃料を4.8%上昇させることで、月額$1,096となる。
- 物件への付加価値創出を目論む購買者は、70年代―80年代の中古物件に引き続き焦点を当てていくとされる。
この部門では物件価格が変動するものと見られ、個人投資家は$60,000/戸以上のクラスB物件、$40,000/戸-$60,000/戸帯のクラスC物件に最も注力すると予想される。
一方で、$12,000/戸-$15,000/戸帯のクラスA物件への投資は法人向けに占められるものと見られている。 - 郊外では、$165,000/戸-$185,000/戸帯である上級の物件、あるいは$350,000/戸に及ぶ開発物件への投資が見られるものと目される。
(参照資料)Berkadia